「ねえ、舜。」
「ん?」
「あたしは十分自由にやってきてたつもりだよ?いっつも舜が守ってくれてたから自由に出来てた」
「ゆめ……」
「だからね、自由になれって言われたって自由なんだもん!難しいよ?」
そう言ってクスッと笑うゆめ。
そんな風に思っていてくれたんだ。
わかっていてくれたんだ、無駄じゃなかった。
それだけでもう報われた気がした。
救われた気がした。
ーーーゆめは俺の一番大切な人。
家族みたいな人。
「ゆめ…ありがとう…」
「…舜は最近あたしといても楽しくなさそうよね」
「えっ?」
「舜こそ、自由になっていいよ」
そういうゆめはとっても辛そうな顔で笑ったんだ。
俺がゆめといても楽しくなさそう?
そんなはずない…ないんだ。
なんでそう見えるんだ…楽しいよ、俺は。
ーーーーどんな顔してんだよ、俺。
「…まりかといた方が舜は舜らしい気がする」
「ま、りか…?」
「舜、まりかの事好きでしょ?」
「っ…ゆめ…その…」
「隠さなくていいよ。もうわかってる。…何年幼なじみやってると思ってるの」
ばれてた?…あぁ、伝わっていたんだ。
なぁでも俺だって気づいてたんだ。
ーーーお前が"舜ちゃん"と呼ばなくなったこと。

