愛美が自宅に戻り、夕飯の支度を終えた頃、玄関のチャイムが鳴った。
ドアモニターで背の高いその人の姿を確認した愛美は、満面の笑みで玄関のドアを開けた。
「政弘さん!」
“政弘さん”も愛美の笑顔を見て嬉しそうに笑い、玄関のドアを後ろ手に閉めて愛美の額にキスをした。
「ハイ、これ。」
“政弘さん”が差し出した袋の中を覗くと、粒が大きく高そうなイチゴが入っていて、甘くみずみずしい香りが辺りに漂う。
「わぁ、美味しそうなイチゴ…。」
「支部ではあげられなかったけど、愛美には甘いお菓子より果物の方がいいかなって。今月もお疲れ様。」
甘いお菓子は苦手だが果物は大好きな愛美のために、“政弘さん”自らわざわざお店に足を運んでくれたのだと思うと素直に嬉しい。
(政弘さん、ホントに優しい…。)
「ありがとうございます。後で一緒に食べましょうね。」
玄関で靴を脱ぎながら、“政弘さん”は鼻をクンクンさせた。
「美味しそうな匂いがしてる。」
「夕飯まだですよね?一緒に食べましょう。」
「うん!」
“政弘さん”が嬉しそうにうなずくと、愛美はクスクス笑った。
(やっぱり犬みたいでかわいい…。鼻クンクンさせて嬉しそうに耳立てて尻尾振ってる…。)
ドアモニターで背の高いその人の姿を確認した愛美は、満面の笑みで玄関のドアを開けた。
「政弘さん!」
“政弘さん”も愛美の笑顔を見て嬉しそうに笑い、玄関のドアを後ろ手に閉めて愛美の額にキスをした。
「ハイ、これ。」
“政弘さん”が差し出した袋の中を覗くと、粒が大きく高そうなイチゴが入っていて、甘くみずみずしい香りが辺りに漂う。
「わぁ、美味しそうなイチゴ…。」
「支部ではあげられなかったけど、愛美には甘いお菓子より果物の方がいいかなって。今月もお疲れ様。」
甘いお菓子は苦手だが果物は大好きな愛美のために、“政弘さん”自らわざわざお店に足を運んでくれたのだと思うと素直に嬉しい。
(政弘さん、ホントに優しい…。)
「ありがとうございます。後で一緒に食べましょうね。」
玄関で靴を脱ぎながら、“政弘さん”は鼻をクンクンさせた。
「美味しそうな匂いがしてる。」
「夕飯まだですよね?一緒に食べましょう。」
「うん!」
“政弘さん”が嬉しそうにうなずくと、愛美はクスクス笑った。
(やっぱり犬みたいでかわいい…。鼻クンクンさせて嬉しそうに耳立てて尻尾振ってる…。)



