“政弘さん”は少し笑いながら、しきりに恥ずかしがっている愛美の頭を、大きな手でポンポンと優しく叩く。
「早くネックレスして欲しくて何も考えずにここで渡したけど、家とか夜景スポットとかもっと違う場所で、二人きりの時に渡せば良かったかな。ごめんね。」
「いえ…。ちょっと人目が気になって恥ずかしいけど…やっぱり嬉しいです。」
「嬉しいの?じゃあもっとキスしていい?」
身を乗り出して顔を近付けてくる“政弘さん”の体を、愛美は必死で押し返した。
「もうっ!そうじゃなくて!こんなところでキスされたら恥ずかしいって言ったんです!!嬉しいっていうのはネックレスの事です!!」
愛美の慌てぶりがあまりにおかしくて、“政弘さん”は堪えきれず声をあげて笑った。
「冗談だよ。ホントはもっとキスしたいんだけど、続きは帰ってからね。今度からキスは二人きりの時にするから機嫌直して。そろそろ車降りて中に入ろうか。」
「ホントにもう…。」
(政弘さんって、やっぱり激甘…。)
車を降りると“政弘さん”は愛美の手を取り、指を絡めて手を繋いだ。
手を繋いで外を歩くのは久しぶりだ。
愛美はまた照れ臭そうにしている。
「ん?どうかした?」
「いえ、なんでも…。」
何度も手を握ったり、抱きしめたり、キスをしたり、夕べも今朝も裸であんなに抱き合っていたのに、手を繋いで外を歩くだけで照れ臭そうにしている愛美を、どうしてそんなに照れるのかな、と“政弘さん”は不思議に思う。
(愛美って面白い…。まだまだ俺の知らないところがたくさんあるんだろうな。)
「早くネックレスして欲しくて何も考えずにここで渡したけど、家とか夜景スポットとかもっと違う場所で、二人きりの時に渡せば良かったかな。ごめんね。」
「いえ…。ちょっと人目が気になって恥ずかしいけど…やっぱり嬉しいです。」
「嬉しいの?じゃあもっとキスしていい?」
身を乗り出して顔を近付けてくる“政弘さん”の体を、愛美は必死で押し返した。
「もうっ!そうじゃなくて!こんなところでキスされたら恥ずかしいって言ったんです!!嬉しいっていうのはネックレスの事です!!」
愛美の慌てぶりがあまりにおかしくて、“政弘さん”は堪えきれず声をあげて笑った。
「冗談だよ。ホントはもっとキスしたいんだけど、続きは帰ってからね。今度からキスは二人きりの時にするから機嫌直して。そろそろ車降りて中に入ろうか。」
「ホントにもう…。」
(政弘さんって、やっぱり激甘…。)
車を降りると“政弘さん”は愛美の手を取り、指を絡めて手を繋いだ。
手を繋いで外を歩くのは久しぶりだ。
愛美はまた照れ臭そうにしている。
「ん?どうかした?」
「いえ、なんでも…。」
何度も手を握ったり、抱きしめたり、キスをしたり、夕べも今朝も裸であんなに抱き合っていたのに、手を繋いで外を歩くだけで照れ臭そうにしている愛美を、どうしてそんなに照れるのかな、と“政弘さん”は不思議に思う。
(愛美って面白い…。まだまだ俺の知らないところがたくさんあるんだろうな。)



