「これつけてる愛美、見たいな。貸して、俺がつけてあげる。」
“政弘さん”はネックレスを手に取った。
愛美は髪を上げて、“政弘さん”がネックレスをつけてくれるのを待つ。
首筋に微かに触れる“政弘さん”の指先がくすぐったい。
ネックレスの金具を留めると、“政弘さん”はその細い首筋にそっと口付けた。
首筋に触れた唇の柔らかい感触に、愛美は思わずビクリと肩を震わせる。
「髪上げてるの、首筋が色っぽくていいね。」
「もう…何言ってるんですか…。」
愛美が少し赤い顔をして恥ずかしそうに呟くと“政弘さん”は込み上げる笑いを堪えた。
「ごめんって…。でもホラ、やっぱりすごく似合ってる。」
愛美はネックレスをした自分の姿をルームミラーに写して、満足そうに笑った。
「ありがとうございます。大事にしますね。」
「どういたしまして。気に入ってもらえて良かった。俺もずっと大事にするよ。」
“政弘さん”にはまだ何もプレゼントしていないのに、一体何を大事にするのだろうと、愛美は首をかしげた。
「大事にするって…何を?」
「愛美を。」
“政弘さん”は愛美を抱き寄せて、頬に軽く口付けた。
どこで誰が見ているかもわからないのに、土曜日の真っ昼間、しかも家族連れやカップルたちで賑わうショッピングモールの駐車場でいちゃつくなんて、もってのほかだ。
(こんなところで恥ずかしい…。)
愛美は赤い顔をしてうつむいた。
“政弘さん”はネックレスを手に取った。
愛美は髪を上げて、“政弘さん”がネックレスをつけてくれるのを待つ。
首筋に微かに触れる“政弘さん”の指先がくすぐったい。
ネックレスの金具を留めると、“政弘さん”はその細い首筋にそっと口付けた。
首筋に触れた唇の柔らかい感触に、愛美は思わずビクリと肩を震わせる。
「髪上げてるの、首筋が色っぽくていいね。」
「もう…何言ってるんですか…。」
愛美が少し赤い顔をして恥ずかしそうに呟くと“政弘さん”は込み上げる笑いを堪えた。
「ごめんって…。でもホラ、やっぱりすごく似合ってる。」
愛美はネックレスをした自分の姿をルームミラーに写して、満足そうに笑った。
「ありがとうございます。大事にしますね。」
「どういたしまして。気に入ってもらえて良かった。俺もずっと大事にするよ。」
“政弘さん”にはまだ何もプレゼントしていないのに、一体何を大事にするのだろうと、愛美は首をかしげた。
「大事にするって…何を?」
「愛美を。」
“政弘さん”は愛美を抱き寄せて、頬に軽く口付けた。
どこで誰が見ているかもわからないのに、土曜日の真っ昼間、しかも家族連れやカップルたちで賑わうショッピングモールの駐車場でいちゃつくなんて、もってのほかだ。
(こんなところで恥ずかしい…。)
愛美は赤い顔をしてうつむいた。



