意地悪を言ったのに“政弘さん”はイヤな顔をするどころか、愛に溢れた言葉を惜しみなく返してくる。
どこまでこの人の愛情は深いのだろう。
この先もずっと、その計り知れないほどの深い愛情に溺れていられたら幸せだと愛美は思う。
(気持ちを試された事は、もうこれくらいで許してあげよう。私も反省して、政弘さんが不安にならないように、もう少し素直に気持ちを伝える努力をしようかな。)
「嬉しいですよ、すごく。政弘さんがいつも私の事考えてくれてるって、改めてわかりましたから。」
愛美が微笑みながらそう言うと、“政弘さん”も嬉しそうに笑った。
「開けてみていいですか?」
「うん、開けてみて。」
その包みを開けると、箱の中にはネックレスが入っていた。
愛美はそれをそっと手に取る。
「アクアマリンって言うんだって。3月の誕生石らしいよ。」
猫のモチーフのペンダントトップには、アクアマリンがキラキラと輝きを放っている。
「綺麗…。それにこの猫、かわいいです。」
「その猫、すましてるのに可愛らしくて、なんとなく愛美っぽいなぁって。それなら猫アレルギーの愛美でも大丈夫でしょ。」
愛美はその猫をまじまじと眺めてみた。
猫特有のプライドの高そうなツンとした雰囲気はあるものの、それが愛らしさを引き立てているようにも感じる。
(すましてるのに可愛らしい?!政弘さんの中で私ってそんなイメージなの?)
前にも“政弘さん”に、猫っぽいと言われた事を思い出して、愛美は思わず笑ってしまう。
(それじゃあ私は、政弘さんの前では猫らしくすましたり甘えたりしてみようかな。)
どこまでこの人の愛情は深いのだろう。
この先もずっと、その計り知れないほどの深い愛情に溺れていられたら幸せだと愛美は思う。
(気持ちを試された事は、もうこれくらいで許してあげよう。私も反省して、政弘さんが不安にならないように、もう少し素直に気持ちを伝える努力をしようかな。)
「嬉しいですよ、すごく。政弘さんがいつも私の事考えてくれてるって、改めてわかりましたから。」
愛美が微笑みながらそう言うと、“政弘さん”も嬉しそうに笑った。
「開けてみていいですか?」
「うん、開けてみて。」
その包みを開けると、箱の中にはネックレスが入っていた。
愛美はそれをそっと手に取る。
「アクアマリンって言うんだって。3月の誕生石らしいよ。」
猫のモチーフのペンダントトップには、アクアマリンがキラキラと輝きを放っている。
「綺麗…。それにこの猫、かわいいです。」
「その猫、すましてるのに可愛らしくて、なんとなく愛美っぽいなぁって。それなら猫アレルギーの愛美でも大丈夫でしょ。」
愛美はその猫をまじまじと眺めてみた。
猫特有のプライドの高そうなツンとした雰囲気はあるものの、それが愛らしさを引き立てているようにも感じる。
(すましてるのに可愛らしい?!政弘さんの中で私ってそんなイメージなの?)
前にも“政弘さん”に、猫っぽいと言われた事を思い出して、愛美は思わず笑ってしまう。
(それじゃあ私は、政弘さんの前では猫らしくすましたり甘えたりしてみようかな。)



