向かい合わせになって、手を握り合った。
「一緒に寝るとあったかいな。」
「初めてですね。」
「うん。」
「なんで今まで、泊まろうとしなかったんですか?」
愛美の思わぬ問い掛けに“政弘さん”は少し考えて、愛美を優しく抱き寄せた。
「んー…。それが当たり前みたいな馴れ合いの関係と言うか、けじめがないのもイヤだったし…次の日が仕事だったら、愛美の体調とか仕事に差し支えるかなと思って。」
「差し支える?」
「一晩中寝かせてあげられないかも知れないから。」
「えっ…。」
(一晩中ってまさか…。)
「俺も男だからね…。こんなふうにしてると、やっぱり我慢できないから。正直言うと、俺、今全然余裕ない。めちゃくちゃキスしたいし、しばらく愛美に触ってなかったから、実はすっごく触りたいんだけど…イヤ?」
こういう時の“政弘さん”は、いつもかなりストレートだ。
抱き寄せる手や問い掛ける声は優しいのに、その目でまっすぐに見つめられると、愛美は狼に視線で捕らわれた獲物になったような気がしてしまう。
「イヤじゃない…です…。」
「じゃあ…遠慮なく狼になっていいですか?」
やっぱり聞くんだ、と愛美の口元に笑みがこぼれた。
(いつもは仔犬みたいで可愛いのに、こういう時は優しい狼になるんだもんな…。)
愛美は“政弘さん”の唇にほんの少し触れるだけのキスをした。
「大好きだから、いいですよ。」
“政弘さん”は微笑んで、愛美の髪を撫でながら唇を重ねた。
短いキスを何度もくりかえすうちに、優しいキスが次第に熱を帯びて深くなる。
「優しくしてあげたいんだけどな…久しぶり過ぎて余裕ないから、激しくしちゃうかも。つらかったら言って。」
「……頑張ります…。」
「一緒に寝るとあったかいな。」
「初めてですね。」
「うん。」
「なんで今まで、泊まろうとしなかったんですか?」
愛美の思わぬ問い掛けに“政弘さん”は少し考えて、愛美を優しく抱き寄せた。
「んー…。それが当たり前みたいな馴れ合いの関係と言うか、けじめがないのもイヤだったし…次の日が仕事だったら、愛美の体調とか仕事に差し支えるかなと思って。」
「差し支える?」
「一晩中寝かせてあげられないかも知れないから。」
「えっ…。」
(一晩中ってまさか…。)
「俺も男だからね…。こんなふうにしてると、やっぱり我慢できないから。正直言うと、俺、今全然余裕ない。めちゃくちゃキスしたいし、しばらく愛美に触ってなかったから、実はすっごく触りたいんだけど…イヤ?」
こういう時の“政弘さん”は、いつもかなりストレートだ。
抱き寄せる手や問い掛ける声は優しいのに、その目でまっすぐに見つめられると、愛美は狼に視線で捕らわれた獲物になったような気がしてしまう。
「イヤじゃない…です…。」
「じゃあ…遠慮なく狼になっていいですか?」
やっぱり聞くんだ、と愛美の口元に笑みがこぼれた。
(いつもは仔犬みたいで可愛いのに、こういう時は優しい狼になるんだもんな…。)
愛美は“政弘さん”の唇にほんの少し触れるだけのキスをした。
「大好きだから、いいですよ。」
“政弘さん”は微笑んで、愛美の髪を撫でながら唇を重ねた。
短いキスを何度もくりかえすうちに、優しいキスが次第に熱を帯びて深くなる。
「優しくしてあげたいんだけどな…久しぶり過ぎて余裕ないから、激しくしちゃうかも。つらかったら言って。」
「……頑張ります…。」



