クロエside 僕のベッドの上で眠る白い顔をした鈴の横に腰をかける。 頬に手を滑らすと気持ちいいのか擦り寄って来る。 ずっと、ずっと、この手に閉じ込めたいと願ってやまなかった鈴。 それも少し遅過ぎて拒絶されるは逃げようとするはで大変だった。 ほって置けば容易く死んでしまいそうに儚い鈴を、大事に、傷つけないように、育てて来たのに。 藍井はるが鈴に手を出した。 鈴に連絡はすると言いたし連絡先の調べも付いているが、鈴の居場所を教えてやる気なんかさらさらない。