野良猫は膝の上で眠る


「私達は暴走族なんです。星叶は私達の族の名前で遊撃隊長は敵に自由な攻撃ができる部隊のリーダーってとこですかね。」

「そーなんだ。」

それが正直な反応だった。

「あれ?黒猫って族嫌いなんじゃないの?」

拍子抜けといった感じのはる。

黒猫っていうのも皆知ってるんだ。

ていうかそんなでまかせが流れたんだろ。

「私は仕掛けられた喧嘩しかしないよ?
それに暴走族とか興味ない。」

喧嘩しにいくのはあの人に頼まれてただけだし。

「じゃあ黒猫が族潰してるって」

「いっぱいやっつけたら潰れただけだと思う。」

多分1度に50人とかやってたことがあったし。小さい族でも大きい族でも潰れるきっかけぐらいにはなるんだろう。

バランスよく技を使えば余裕だった。