野良猫は膝の上で眠る


「私は紡木 時也で星叶の情報担当です。
敬語は癖なので気にしないで下さい。」

ん?せいかってなんだろうか。

「俺は夏野 快翔。遊撃隊長だ。
俺らに敬語はなしな。それと呼び捨てでいいから。」

ゆうげきたいちょう?

名前もわかった。同い年なのも。

でも、

「セイカとかユウゲキタイチョウとかってなに?」

「はるもしかして何も言ってないんですか?」

「まだ内緒にしてたのに。」

「はる……!」

どうやら大事なことだったらしい。

はるは拗ねてるし。