はるが屋上の重たい扉を片手で器用に開けた。 一気に冷たい風が吹き付ける。 屋上に進み出たはるが扉を離した途端 バタンとうるさく閉まる。 その時に視界の端で男の人が3人程振り向くのが見えた。 1人は綾だと思う。 あとのびっくりした様子の2人ははるや綾と同じように顔の整った、イケメンさん。 でも、口を開けて固まっているせいでちょっとかっこ悪い。 そうして、ガン見しない程度に観察しているとはるが、鼻歌を歌っていた。