「私ははるの声以外なんでもいいの。 私にとって大事なのははるの思いだけだから。」 うん。それ以外ない。 今の私の世界には、はるしか居ない。 「うん。」 はるが柔らかい顔で微笑む。 「もう屋上だし行こっか。」 はるがそう言って私を抱っこして立つ。 「はっはる……!!」 「今はこうしたいんだけど、だめ?」 「今だけだから。」 恥ずかしさを隠しながらおとなしくすることにした。