その瞬間体がグラッと動いた。 そして、壁のひんやりとした感覚が伝わる。 落ち着くと、座った状態で向かい合わせにして抱きしめられているのがわかった。 私の背中に手を回して肩に顔を置いたままわからない。 「は、る?」 はるがゆっくりと顔を上げてはるの髪が顔に触れる。