はるは少しピクッとして、また歩き始める。 確かにこんなのじゃ何の頼りにもなんないか。 内心ショックだったけど早足になったはるについていくのに必死だった。 階段をどんどん上って行く。 今では人もほとんどいない。 そして4階の、屋上に続くであろう扉が見えた。