野良猫は膝の上で眠る


「はる手繋いでいい?」

実は少しだけ、さっきみたいに私を置いていくんじゃないかと思う自分がいる。

はるはそれを察して私の手を握る。

「あーもーだめだ。」

はるに突然抱っこされる。
ちゃんと手を繋いだまま。

「ほんとごめん。さっきは嫉妬した。すずは悪くないから。あんなこともう言わない。」

顔が赤いはる。

「私ははるしか見てないよ。」

はるが居たらそれでいいはるは私の世界の全てだから。

はるがうんと頷いた。