こんなことで泣くなんて可笑しいと自分でも思うけど、はるの冷たい声が胸に刺さった。
「っ!すずごめん。言い過ぎた。すずは悪くないからだから泣かないで。」
はるにまたぎゅっとされてほっとして安心してでも今度は優しい腕に笑顔になる。
「もとはと言えば明人が悪いから。」
「はいはいすねんなよ。」
謎の会話はやっぱり謎だから気にしない。
「そうだ鈴ちゃんははると同じクラスだから。友達出来るといいね。」
笑顔でそう言う明人さん。
「騒いでしまってすいません。ありがとうございます。」
挨拶をしてはると一緒に理事長室をでた。

