少しうとうとしてきて流石にこの寒さで寝るわけにはいかないと目をあける。 でも、 今寝たとしても、 寒さで死んだとしても、 帰れなくなっているとしても 私には 悲しむ人がいない。 その思考がじわりと胸に広がって、 意識を手放してしまった。