「ずるい……。」 はるがぼそりと呟き私を後ろから抱きしめた。 「はるどーしたの?」 「俺には最初警戒してたのに。綾には普通だし。」 友達といるはるは、子供っぽくなるらしい。 「はるのお客さんに嫌な思いさしちゃだめだから。」 「ふーん。」 「こんなはる初めてみるわ。」 はるは納得してなさそうで綾にはこのはるが珍しいみたいだ。