BLACK - 愛してくれたのは最強の男 -

「直哉に頼まれたから仕方なくな」



千隼はそういう。



そうか…千隼と社長は友達だったもんね。



私はロッカーへ戻って帰る準備をする。



「あら、あんな騒ぎ起こした後だから辞めるのかと思ったわよ」



化粧直しをしながら瑠美がそんな嫌味を言ってくる。



いちいちこんなの相手にしてる暇はない。



私は無視して帰ろうとした。



「アンタはいつも都合が悪くなると社長に頼ってばかり。体売るしかできない女のくせに」



瑠美はあたしの方を睨んでそう言った。