BLACK - 愛してくれたのは最強の男 -

あたしはいつものように繁華街をフラフラ歩いていた。



家がないわけじゃない。



母親が毎日のように男を連れ込むから帰れないだけ。



母親の喘ぎ声なんか聞きたくもない。



あたしは時計を見る。



イケナイ…もう仕事の時間だった。



あたしの仕事はキャバ嬢。