普通はどっちかの親が反対してもいいはずなのに


そうならなかったのは私たちが幼なじみだったから


小さい頃は近くにいた彼に淡い恋心を抱いていた時期も確かにあったけど


中学で私が初めて付き合ったのは1つ年上の先輩だった


そして何故か高校も大学も一緒の所を選んだ彼


家が隣だから登下校もずーっと一緒で周りに勘違いされながら過ごしてたけど


付き合う事になったのは大学4年の夏休み


ゼミの飲み会の帰りに


『そろそろ付き合わない?俺の気持ちいつまで無視するつもり?』


突然そう言った彼に正直驚いた。でもさらに驚いたのは


『優奈だって俺の事好きでしょ?』


なんて当たり前のように言いだした事