『優奈、俺の黒いTシャツ知らない?』


『黒のTシャツ?最近気に入って着てたやつ?』


『うん。それ』


『あれは1番上の引き出しだよ』


同棲前、自分の部屋なのにどこになにがあるからわからないぐらい片付けなかった奏太は


『ねぇ優奈、この間買ったシャツ出して』


『いーよ。』


『あれ?俺の時計…』


『そこに片付けてあるよ、そういえば奏太にきてたハガキちゃんと読んだ?』


『ハガキ?あー…返事書いて出すんだよね?優奈書いておいて』


一緒に暮らしても変わる事なく


むしろさらに何もしなくなった