恋をすること、愛することの儚さを教えてくれた、ひとりのハル。


愛していても、うまく愛することの出来ない俺を、ずっと、全身で愛してくれた、もうひとりのハル。



そんなふたつのハルに、それぞれの愛の形を────。





あの時の恋には、さよならを

(過去は、大切に胸の奥に)

目の前の恋には、ありったけの愛を。

(今は、この瞬間を大切に生きるよ)







* おわり *




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