少し暗くなってきた。
2人で探し続けていたが、家にもなぜか居なくて、もう探しようがないということで学校へ戻ろうとしていた時、
「佐藤ー!山田ー!」
学校へ戻ったはずの佐藤が走ってきた。
「佐藤、どうした!?」
「佐藤たちがいたんだ!」
佐藤に案内してもらい、佐藤らのところへ駆けて行った。
「おい、佐藤!佐藤!佐藤!」
俺は叫んだ。
道中で叫んだ上に世界中みんな佐藤なため、通行人が一斉に俺の方を向いたが気にしない。
佐藤たちは、普通の口調でこう言った。
「山田と佐藤と佐藤じゃないか!
そんなに慌ててどうしたんだ?」
俺は、
「『どうしたんだ?』じゃねえだろ!」
という台詞を飲み込んで、
「出席番号11番の佐藤が倒れたんだが、何か知らないか?」
といった。
佐藤たちは、惚けて「知らないなあ」
と言った。
「『知らないなあ』じゃねえだろ!
いい加減にしろ!」
佐藤がブチ切れた。
「お前ら、佐藤に何をしたんだ!
言ってみろ!」
佐藤の胸ぐらを掴んで言った。
佐藤2人は、逃げていった。
「チッ… どうでもいいだろ!」
佐藤は、そう言い残し、佐藤2人を追っていった。
