「おかえりコウヤ〜!」 「こうたん〜会いたかったわよう!」 「だーから、なんで勝手に入ってくんねんて」 部屋に帰り着いた5分後 既に部屋は賑わいに溢れる。 笑いながら悪態を吐き あたしはスリッパを鳴らし寝室のドアを開け ベッドに座りため息をつく。 もはや嫌がらせなんてすっかり忘れ 元亭主と会ってざわついた心臓を宥めていた。