学校でもうまくいかなくなってきた頃私はある事を覚えた。

「いつも笑顔で、人の事をちゃんと考えられて、悩みなんて全く無く、幸せな私を演じていれば皆まわりは笑顔だ」

それを実行するのは簡単だった。

そして本当の自分を失った。

リストカットというものを初めて知った

だけどもやろうなどという発想はこれっぽっちもなかった。

でもある時、学校でも家でも理想の自分を演じていなければいけないプレッシャーやストレスで死にたくなった

この時初めて「死にたい」と思った。

そして私は初めてリストカットをした。最初は全然切れなかった。

それでもストレスは解消された。

それからストレスがたまったら、リストカットをする様になった。

中学に入り、1年の最後から精神が壊れ始めた。

どんどん回数は増えていき、深さも増していった。

もちろん傷も消えなくなっていった。

それでもやめられなかった。

気付いた頃には、もう遅いと悟った