盛り上がっていたら授業の時間にあっという間になった。



授業中ボケーとしていると、晴坂くんがこっちをみてきた。



いきなり丸めた紙を投げてきて



口パクでー見てーといってきた。



言われた通りに紙をひろげた。



そこには(オレ、しずくに一目ぼれした!ほんとに付き合ってほしい!)



晴坂くんはこちらをみてニコッとしてきた。



私はこの国の男は出会って一瞬で交際したいと思うのかと、その時勘違いした。



授業が終わると晴坂くんがさっきの返事は?と誰もいない廊下で聞いてきた。



「晴坂くんとはつきあえないかな~」



「何で??」



「いや、出会ったばかりだし」



「俺のこと嫌い?」



「嫌いじゃないよ」



「じゃあ決定」



「なにが?」



「もう俺の彼女だから」



「だから、晴坂くんとは…」



私がいいかけた瞬間、



晴坂くんが私をいきなりぎゅっとした。



びっくりした私はそのまま放心状態…



「ということで、よろしく!しずく!後俺のことはじゅんやってよんでよ!」



訳のわからない私はそのまま無言で頷いてしまった。



完全にまともな考えが出来なくなってしまった。



まずい、これはまずい…