百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜


な………

何をする気だ……?!


その時、八雲が自身に銃口を向けた。


「……!

待て!八雲………!!」


僕が、目を見開いてそう叫んだ時


パァン!


八雲の撃った漆黒の弾丸が

彼の心臓を撃ち抜いた。





芝さんと絶句してその光景を見ていると

八雲は、最後に微かに笑みを浮かべ、綺麗に僕の目の前から消え去った。

芝さんが、険しい顔をしながら呟く。


『…自分で命を絶ちおったか……。

…最後まで逃げられてしまったな…。』


………八雲………。


僕は、手に持つ鬼火銃を
しゅん、とネックレスに変えた。


……これで、もうカンパニーは紺一人…。


と、その時。

芝さんがはっ!として僕に言った。


『周!小娘が危ない!』


「!」