八雲は、目を細めて答える。
『カンパニーの狙いはあくまで“佐伯 詠”。
…私は引き離したかったんですよ。
“姫”から、いつも姫を守っている“王子”をね』
!
ふと、嫌な予感がして
僕は鬼火銃を握りしめて八雲に叫んだ。
「…まさか……僕が離れた隙に
紺が、詠ちゃんを…………?!」
その時
八雲が、ばっ!と黒い鬼火銃を
胸元から取り出した。
……あれは…!
人も撃つことができる“新型の鬼火銃”…!
僕は警戒を強めて口を開く。
「…まだ戦う気か…?
…もし、その気があるのなら…僕がお前より先に引き金を引く…!」
すると、八雲は最後の力を振り絞るように
ぼそ、と呟いた。
『……私の役目はもう終わった。
ここで撃たれるぐらいなら……自分で地獄に堕ちてやるさ。』
!



