百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜



その時、ちょうど昨日の公園の前に到着した

私と周くんは、ふいに足を止める。


……遥…今日もいない……。


私が、無言で公園を見つめていると、周くんが私を見て言った。


「…ちょっと寄って行こうか。」


……え?


私が驚いて周くんを見上げると、周くんは、きゅっ、と私の手を握った。





……あ…

周くん…?


動揺する私は、周くんに連れられて、公園の中へと入っていった。

すとん、とベンチに並んで座ると、日陰になっているそこは、少し涼しく感じた。

ただ、私は周くんと繋いでいる手が熱くてしょうがない。


…周くん、急にどうしたんだろう?


ドキドキしながら周くんの様子を伺うと、周くんは特に変わった様子もなく目の前の景色を眺めている。


………??