百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜



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映像が、箱の蓋が閉まると同時に

プツン、と切れた。

部屋の明かりが、ぱっ!とついて、闇丸が机の上へと着地する。


………これが

過去のすべて……。


そう、心の中で感じた瞬間

自然と、頬に涙がつたった。


私は、流れる涙を拭いながら、目の前の闇丸に視線を向ける。


……最後の、遥が闇丸に向けた顔がとても切なく、それでいて優しくて。


“お前が見張るべき奴は、もういないよ。”


その言葉は、とても重くて、悲しくて。


周くんが、静かに言った。


「……九条は……なんで本当のことを僕に教えてくれなかったんだろう…。」


すると、雅が目を伏せて言った。


「本当のことを伝えたら、姉を大切に思ってるお前は、自分を責めて、きっと壊れちまうだろ?

…遥は、お前を守りたかったんだよ。自分を悪者にしてもな。」





その時。

周くんが、ぎゅっ、と拳を握りしめて呟いた。


「……僕は………今まで…九条にひどいことを……。」


……周くん。


周くんの震える肩を、遊馬が支えながら言った。


「お前が悪いんじゃねぇよ、周。

……すべては、紺が元凶の不幸の連鎖だ。」