百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜



その時、気を失っていた芝狸が

はっ!と目を覚まして叫んだ。


『これは、浄化の光じゃ!

小娘!でかした!!!!』





じゃあ……

本当に、竜ノ神を浄化したの?!


ということは……………


私は、はっ、として芝狸を見る。


願い事を叶えられるのは……………

芝狸……………………?!


どくん!と胸が大きく音を立てた

その時だった。

パァン!と、目の前の光が消え失せる。


?!


驚いて視線を上空へと向けると

そこには

竜ノ神の宝石を手にして宙に浮かぶ、藍色の髪の青年の姿があった。


「!………く……九条………?!」


周くんの無意識に出たような声の後

遥の声が、辺りに響いた。


「竜ノ神を撃った奴が、願いを叶えられるんじゃねぇ───

───宝石を手にした者が、願いを叶えられるんだ。」