百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜



すると、竜ノ神は、芝狸との衝撃で
森に向かって真っ逆さまに落ちていく。

遊馬が、とっさに滑り込んで反対方向に落ちた芝狸を受け止めた時

ガサガサガサ!と、竜ノ神が私たちの目の前に落ちた。


「詠ちゃん!今だ!!」


周くんは、竜ノ神の周りに、パァン!と
鬼火銃を撃って、逃げ場を無くす。

私は、ぐっ、と鬼火銃を握りしめて
力の限り、引き金を引いた。


パァン!!


その瞬間


私の放った金色の弾丸は、いくつもの光となって、あらゆる方向に飛び散った。


ピュン!ピュン!


目に見えないほどの速さの弾丸が、竜ノ神目がけて四方から飛んでいく。

すると

突然目の前が、パァッ!と明るくなった。


っ!


とっさに顔を覆う。

そして、その光は神社の真上へと飛んでいき

パァッ!と勢いを増して光り輝いた。


ま…………

まさか………………


当たったの…?!