百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜



遊馬が、ふらり、とよろけながら叫ぶ。


…っ!やばい!


私は、急いで遊馬に向かって謝る。


「ご……ごめん、遊馬!」


もー…!

私ってば、なんでこんなに鬼火銃撃つの
下手なんだろう…!


すると、その瞬間

周くんが、はっ!とひらめいたように
顔を上げた。


「それだ!詠ちゃん!」


「えっ…?!」


私は、きょとん、と周くんを見つめる。

すると、周くんは、にこ、と笑って遊馬に言った。


「相楽くん!

竜ノ神には弾を当てなくていい!」


えっ?!


「はぁ?!何言ってんだ、周!」


遊馬が驚いて叫ぶと

周くんが、遊馬に向かって大声で答えた。


「相楽くんの技術で、竜ノ神を空から森の中へと誘い込んで!」


すると、遊馬が、はっ!と気づいたように目を見開いた。

そして、にっ、と笑って答える。


「おぅ!任せとけ!」


な………

何をするつもり?!