百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜



私たちは、芝狸の言葉と同時に走り出した。

私は、乱れる呼吸を整えながら、遊馬たちについていく。


…さっきも走って、あんなに疲れていたはずなのに…

この先に竜ノ神がいるって思うと、なぜだか力が湧いてくる。


早く、紺との闘いにケリをつけたい…!


私たちは、鳥居に囲まれた石階段を
一気に駆け上がっていく。

だんだん、辺りが、しぃん、と静まり返り

どこか、この世ではないような空気を感じる。


………どんどん、竜ノ神の作った世界に迷い込んでいくみたい……。


すると、突然

階段の頂上がパァッ!と光り輝いた。





周くんが、声を上げる。


「みんな、着くよ!」


私たちは、その合図に
ばっ!と鬼火銃を手に持った。

そして、一番上の階段を登った瞬間

目の前が金色の光に包まれた。