百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜



そうなんだ……


でも、もし本当に紺が仕組んだことなんだったら

警察まで動きだしてるし、結構やばいんじゃ………?


…紺のことだから、警察の人全員を操って、何もなかったことにしてしまいそう。

……あの狐なら、やりかねない。


そう考えていると、目の前に、見慣れた校舎が近づいてきた。

遥は、高校の上空まで飛んでくると、屋上にトッ、と着地した。


「ん、到着。」


遥は、そう言って私を地面に下ろすと、
ふわり、と再び浮き上がった。

そして私を見下ろして、真剣な顔つきで
口を開いた。


「詠は変にこの件について首を突っ込むんじゃねぇぞ。

……他の奴らに任せておけ。」


え?


私は、目を見開いて遥を見上げる。


どういうこと?


遥は、そんな私を見ながら続ける。


「お前、あの相楽って奴のこと気にしてるだろ?あいつも面に操られてるみたいだし…

危ねぇことも、平気でしでかしそうだから、忠告。」