百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜



これって………


妖の仕業……

……だよね?


多数寄せられたってことは、見間違いとかじゃないってことだし

警察まで動いているなんて………


その時、私は、はっ!とした。


“狐火”って……まさか………

葛ノ葉 紺が、仕組んだことなんじゃ……?


その時、遥が隣の部屋から戻ってきた。


私は、急いで遥に駆け寄る。


「ねぇ、遥!テレビを見て!」


私の言葉に遥は、私の横をすっ、と通り過ぎて、不思議そうにニュースを見た。

そして、目を見開いて呟く。


「これは………」


私は、遥の背後から近づいて、遥の反応を見る。


……やっぱり、心当たりがあるのかな…?


すると、遥は、ふぅ、と息をはいて、
くるり、とこちらに振り返って言った。


「なんだよ。詠、これに俺を誘ってんのか?

周と行けよ、周と。」


へ?


私は、遥越しにテレビ画面を覗き込む。

すると、そこには最近出来た、大型ショッピングモールの特集ニュースが。


あのニュース、終わってるし!!


「違うの、遥。あの……実は…」


すると、遥は軽い笑みを浮かべて、「別に付き合ってやってもいいけどな。デート。」と、からかうように言った。


ちっがうのに!!