さくら、咲く頃あなたには


「マジか…」

みぃちゃんが思わず呟いたほどだ。

「はじめまして、新堂澪と申します。
樹さんと結婚させていただきたく
本日はご挨拶に参りました」

The大人の男、しかも完璧。

完璧な新堂さんに
お父さんはどう答えるのか
みんなが固唾を飲んで見守る。

深々と頭を下げた新堂さんに
お父さんは、顔を上げてくださいと
声をかけた。

「まぁ、そんな立ったままじゃ
なんだから、座りなさい」

もっとカミカミでアタフタかと思ったら
予想外に落ち着いているお父さんと
席についた新堂さんを
チラ見しながらこれから
どんな話をするのかドキドキしながら
耳を澄ましていた。