さくら、咲く頃あなたには


息を荒げ怒りくるう私とそれを
見ている老夫婦。

そして、不敵な笑みを浮かべ
私を見下す転校生。

私が言った事なんてこれっぽっちも
気にもしていないのか
ケラケラと笑いだした。

「何がおかしいのよ!」

罪の意識は吹き飛び、またカンに触る。

「おまえ、おもしれーから遊んでやる」

あ、あ、遊んでやる?だ?
人をおもちゃか何かと間違ってない?

「遊んでもらわなくてけっこうです!」

ムキになっても勝てない気がして
これ以上関わるのをやめようと
何を思ったのか私は一目散に走り出す。

走りながら、何で私は逃げるみたいに
走り出したんだろうと自分を責めた。