さくら、咲く頃あなたには


知っていたと悪びれる事もなく
言われてしまいもはや絶句のお父さん。

そんなお父さんに助け船を出すのは
いつも次女のふぅちゃんだ。

「水くさいなぁ、
何でもっと早くに紹介してくんないの」

それだ、それ。

うちの家族は仲がいい。
就職したりバイトだったり
遊びだったりで昔みたいにいつも
一緒ではなくなったけど、
できる限り毎朝顔を合わし
お互いの近状を話したりしていた。

全部が全部言える年ではないにしろ、
結婚を考えてる相手の事を
全く感じさせなかったいっちゃんに
青天の霹靂なんだ。