さくら、咲く頃あなたには


キラキラ光る宝石。

転校生が入って来た途端、
教室は水を打ったように静まり返り
そして堰を切ったようように
悲鳴と歓声があがった。

キラキラ光る宝石は
そんな中、照れるわけでもなく
平然と壇上に立ち教室を見渡した。

「こら、おまえらうるさい。黙れ」

担任の声なんてかき消されるほど、
転校生はキラキラ光っていた。