さくら、咲く頃あなたには


「世理ちゃん」

そんな私に声をかけてくれたのは
新堂さんだった。

「どうしたの?」

どうしたのと聞かれて狼狽える私。

「疲れた?」

「あ、いえ、違います」

近くで見ると眩しすぎるくらいの
イケメンオーラに
よりテンパってしまう免疫ゼロの私。

「隣いいかな?」

食事も終わり、みんなそれぞれ
席を移動して話をしている。

「あ、あ、はい」

ここで嫌だとは言えない。

「樹から世理ちゃんの話は
よく聞いてたんだよ」

たわいない話をしていたら
そんな事を言われた。