さくら、咲く頃あなたには


「四姉妹とは羨ましい」

新堂さんを渋くしたようなお父さんは
女の子が欲しかったらしく
私達を見て、うちのお父さんに
羨ましいを何度も言っている。

「僕は男の子が一人くらい欲しかった」

無い物ねだりとはまさにこの事だと
みんなに笑われている。

「うちは三兄弟ですが、
やはり男と言うのはまとまりがない。
こうして姉妹が集まるなんて羨ましい」

新堂さんは次男でお兄さんと弟がいる
けれど、お兄さんは仕事でどうしても
来れず、弟は少し遅れてくるらしい。

何なら来れなくなれば
琴音の写メも撮らなくてすむのに、
なんて思ってしまった。