魔女は、心がじんわりと温まるのを感じました。

それは今まで一度も感じたことのないものでした。

優しく自分を包むそれに、お姫さまを思い出します。

 
「ああ、お姫さま……」
 
 
はやくあなたに会いたいです。



魔女は、そっと目を閉じて、お姫さまと過ごした時間に想いを馳せました。