そんなことをぼーっと
考えながら職員室に入った。
「失礼しまーす…。…あっ…あれって…」
職員室の奥で男の先生と話す岸野爽くん。
「やっぱり近くで見ると男前だな〜…」
と、思わずつぶやいてしまった。
「…相沢さん?」
「あっ、先生。」
「これ。生徒手帳。
この前親御さんに来ていただいた時に
うっかり渡すの忘れてて。」
「あぁ、ありがとうございます。」
私はそれをスカートポケットにいれた。
「じゃあそれだけだから。
もうすぐ2時間目始まるから、急ぎなさい。」
「はい、失礼しました。」
私は職員室を出ると小走りで教室に向かった。
戻る途中、先に職員室をでていた岸野爽くんが
前を歩いていて、近くで顔を見てみたかったけど
私は面識もないので普通に小走りで通り過ぎた。
と、その時
