その後のことは覚えていない。
日向くんになんという言葉をかけて、どんな表情を向けたのか…。
唯一分かるのは、泣くのは我慢したということ。
この公園に来たと同時に、溢れてきたのはたくさんの涙だった。
わかっていた。
決して自分が見られていないこと。
わかっていた。
私はただの幼なじみだったってこと。
でも…
でもね……
もしかしたら…
なんて…
バカみたいに期待していた自分もいた。
だってこんな地味な私のそばに居てくれて…
ずっと…
小さい頃からずっと優しくて…。
それは…
同情だったのだろうか…?
止まることのない涙はボロボロと流れ落ちていく。
「私の…ほう…が…」
ずっと前から好きなのに……。
「バカ…みたい……っ…。」
拭われぬ事のないその涙は、行き場をなくして地面に落ちて消えてゆく。
「心が…、痛い……よっ……。」

