「──・・・ん...眩し、」


目を覚ますと カーテンの隙間から日が差し込んでいた

明るい世界は
夜が終わった事を私に思い知らせる


「...何時、」


時計を確認すると
〝AM 7:00〟の表示

今日は3限から出る予定
まだまだ時間はある


「忘れられないなんて、本当に惨めね、」

ベッドに仰向けになると
私は小さく呟いた


──思い出すのは、決まって雨の日

雨が降る夜には 必ず夢を見た
それは必ず 君を思い出す夢。


あれからもう 何年経ったのか
君は今どこで 何をしているのだろう