「っ、はぁ…」 「息切らしすぎだ。体力なさすぎだろ。」 息を切らしてる私を冷めた目でみる結城さん。 「だ、って…ゆ、きさんが…速くて…」 「わかったわかった、しゃべるな。お、加藤美玲が来たぞ。」 結城さんにそう言われ、部屋の中を見る。 私たちは今、マジックミラーがある部屋を外から見ている。 つまり、部屋の外から部屋の中を見れるけど部屋の中から部屋の外は見えない仕組みの部屋だ。