ねえ、まさくん。 それまで待っててね。 世奈がしわくちゃの おばあちゃんになっても “ 泣き虫世奈、行くぞ ” そう言って抱きしめてね。 ふわりと世奈の頬を撫でた春の風は あの日のまさくんの匂いがした。 ー END ー