キス魔なヤンキーくんの甘い罠

よし!



左右をバッチリ確信し、残すは目の前の裏庭を突っ切るのみ。


あたしは一気に加速をかけ、裏庭を疾走した。





………が。


ーーガッ‼!



「あ!?おわぁぁぁあああッ‼!?」



絡まった足。


そのスピードのまま慣性で進む体。



ぐるんと一回転をし、思い切り頭をぶつけた。




「いったあ‼マジで痛い~~~ッ……」




後頭部を押さえながら、自然と丸まっていく背中。


痛みに耐えたまま、あたしは地面に横になった。








「……痛いのは俺の方だっつの……。 お前毎回何なわけ?」


「っ‼」