「なら……………」










「…………?」









王子様はポケットに手を伸ばし………あるものを取り出した。









「っ!?」









私の宝物…………『ラブ☆プリ』のキーホルダーを。










まさか、みんなにバラすつもりじゃ…………!?









「まっ、待って!」









思わず立ち上がった。クラスメイトの視線が集中する。









うう………は、恥ずかしい……………!









『早く来ないと、バラすよ?』









王子様の綺麗な唇が小さく、そう動いた。